モノづくりのプロ集団設計部

日神不動産 設計部

  • 2005年入社O. K
  • 2006年入社M. N
  • 2008年入社E. S

-初めに設計部の業務内容を教えて下さい。

O:設計部の仕事には、
①設計図書の作成、②工程管理・品質管理、③パースや図面集等の販売資料作成、④設計変更の対応、⑤内覧会の開催、⑥アフターメンテナンス等
があります。その他、モデルルームの施工管理も行っています。

M:①と②は想像しにくいと思いますが、①は計画プランを設計事務所、各メーカーや施工会社と共に、より具体的に検討して設計図書を完成させます。そのときに外観デザイン、エントランスや内部仕様も決め、ニーズに合うよう市場調査も行います。

E:②は、着工後、1~2週間に1回の割合で定例会議に参加し、決められたスケジュール通りに工事が進んでいるかなど、品質も含めて管理を行います。その間に住宅性能評価および消防検査等の行政の検査の立会いから鉄筋の配筋検査および工程ごとの出来高検査を行います。

-ずいぶんと多岐に渡るんですね。その中でもウェイトを占める業務は何ですか?

O:図面集の作成ですね。タイプ数が多いほど時間もかかるし、神経も使います。作成後に正誤表を出さないように現場関係者と施工図等の確認を何度も行っています。

M:確認済証がおりた図面を、使い勝手の良いように現場と打ち合わせをして、それを図面集に反映させるんですが、仕上げていく中で、行政の指導や近隣との問題で急遽変更せざるを得ないこともあるんです。臨機応変に対応して、常に良いものを作り上げようと思っています。

E:1番大変なのは、予想できない問題を想像することです。図面集を作るというのは机上での打ち合わせに過ぎないので、それを実現してみると、誰も想像しなかったことが起きるときがあります。そういったことは極力ない方が望ましいと思うので、1つ1つあらゆる角度で検討し、良い図面集を作っていければなと思います。

-図面と完成した物件に違いがあっては大変ですね。売れる物件を作るために、どんな工夫をしていますか?

O:全体的には、周辺の環境を考慮しながら他社物件と同じような建物にならないよう注意しています。エントランスは、マンションの顔とも言える場所です。最近の物件は間口をあまり広く設けていませんが、それでも明るく広く感じられるような素材の石やタイルを採用しています。

M:私はエントランスを、目がとまるインパクトのあるデザインにしようと思っています。たとえばパレステージ青井ナチュラコートはエントランスに入って正面の壁に壁面緑化をあしらいました。また、壁面緑化の周りには黒いレンガ調のタイルを使い、額縁にみたてることで、全体として1つの絵画にしました。色味は、全体的に落ち着きのある雰囲気にし、また高級感も感じられるようにしました。

E:私は広告デザインとリンクするように、マンション1つ1つにコンセプトを決めています。パレステージ岩槻では、歴史のある城下町、人形の町であることから「和」をコンセプトにしました。広告、モデルルームのコーディネート、物件デザインに統一性を持たせ、コンセプトが伝わりやすいようにしています。

植栽には引渡し時に咲く花を

-マンションに自分色が出せるってカッコイイですね!植栽も設計部が携わっているんですよね?

O:はい。アプローチの植栽は引渡時に花が咲く物を選んでいます。やはりお客様にとっては新生活のスタートですからね。華やかな演出で出迎えたいですよね。

M:そうですね。屋上緑化も含め、行政で決められた緑地面積内で、エレガントに見せるなど色々工夫しています。

E:陽があまり当たらない場所に植えるときは、そんな場所でも育てやすい植栽を選んでいます。また、いつも花が咲いているように、花の咲く時期の異なる植栽をセレクトして、季節の変化が感じられるようにしています。ファミリータイプでは、お子様と一緒に成長していくというイメージで大きく育つ樹木を植えたりもしますね。

-細かいところに気を配っていてとても感心しました。入居を間近に控えたお客様に、マンションの完成お披露目とも言える内覧会を開催しますが、こちらは設計部主催なんですよね。

O:そうですね、現場関係者にとっては、この日を目指してと言えるぐらい大事な1日になります。お客様に気持ち良く見ていただくために、前日は1部屋1部屋すみずみまでキズや汚れが無いか確認を行います。共用部も廊下が汚れていないか、花壇の中にゴミが落ちていないかなど当日の朝も確認します。徹夜で掃除するゼネコンの担当者もいますよ。

E:60㎡くらいの部屋で検査に約1時間かかるんですよ。戸数が多いと大変ですね。日が暮れればペンライトを用いて検査をします。内覧会当日はお客様にチェックしていただくので、指摘がないときは努力が報われたと感じるし、指摘をいただいたものは引渡しまでにきっちり直し、気持ち良く入居していただくよう努めています。

M:お客様は楽しみに来られるので、良い印象を与えられるよう、気を配っています。ファミリータイプだとお子様連れの方も多いので、受付にキャンディを置き、帰り際に「つかみどりだよ♪」なんて差し出すとお子様も喜んでくれるし、それを見た保護者の方も笑顔になってくれます。笑顔で気持ち良く帰ってもらえたら、嬉しいですね。

建材はミラノデザイン祭典を参考

-人生で1番大きな買い物をして、初めてその商品を目にするときですから、内覧会は新生活スタートの大切な1日となりますね。お客様にとっては入居後の管理やアフターサービスが快適に過ごすための重要なポイントだと思いますが。

O:アフターメンテナンスについては、専有部は設計部、共用部は日神管財が担当しています。通常のメンテに関しては、お客様から不具合の状況を直接電話でお聞きして、ゼネコンに手配を依頼します。内容によっては設計部の担当者が現地を確認し、立ち会うこともあります。定期点検については引渡後1年目と2年目に実施しています。

E:定期点検の際に、設備や住環境についてのアンケートをお客様にお配りしていて、好きなように書いていただいています。アンケートはお客様の声として設計部全員が目を通し、今後の物件に反映できるよう努力しています。以前は『音』についての多くのご意見がありましたが、『ボイドスラブ』という音を軽減する工法を実際に採用したところ、音に関するご意見はずいぶんと減りましたね。

M:他にスロップシンクや床暖房なんかもアンケートのフィードバックなんですよ。もちろん流行も取り入れています。イタリアのミラノで毎年4月に開催されるミラノサローネというデザインの祭典があるんですが、そこで発表されたトレンドを参考に、クロスや床材等を採用しています。

-そんなことまでしてるんですか!

O:そうなんですよ。その祭典でトレンドが分かるし、お客様も流行には敏感なので重要なんです。それからお客様にキレイな状態でお引渡しするために、もう1つ大切なのが完成物件の確認作業で、空気の入れ替えや扉の開閉等の動作確認やトイレの水を流したりします。バルコニーなどの外部に関しては、サッシが汚れたりするので掃除も行います。

図面は何年後にも詳細に記憶

-良い気持ちで新生活をスタートしていただきたいですね。これまで設計部の仕事について伺ってきましたが、みなさんにとってやりがいは何でしょうか?

O:内覧会に来場していただいたお客様に喜んで帰っていただいたときが1番ですね。

M:私は担当した物件が上棟してシートがはがれ、マンション全体がお目見えしたとき、とても誇りに思います。「このマンションが1番カッコイイ!」って思うんですよ。ゼネコンと「いいね!」なんて言いあったりして。何年経っても、自分の子供のように気になるし、かわいいと思いますね。

E:デザイン・図面集・モデルルーム等について打ち合わせをしたことが形になる瞬間が1番だと思います。自分なりにうまく設計できたと思う物件は、図面の詳細図を保管し、次に生かしていますね。

-みなさんやはり担当した物件には愛着がわくんですね!逆に難しいことは何ですか?

O:そうですね。日々新しい商品が出たり流行の色が変わったりなどと、常にニーズが変わっていく中で、お客さまもインターネットや知人から情報を得て新しい知識を持っています。当然我々も知識を付けていかなければ良い物件を作ることはできないので、メーカーなどから新しい情報をいち早く得るように心がけています。

M:工程の管理です。現場は外での作業になり、特に躯体、外壁、外構工事は天候に左右されるので、打ち合わせを行った際に工程の確認を必ずしています。その他、天気予報は必ず朝と夜に確認し、予報によっては現場に連絡して現地の状況確認をしています。

E:現場によって生じる問題が異なるので、その都度どう対応するかが大変ですね。担当物件以外の検査に行くこともあるので、部署で情報を共有しあうことが大切だと思います。

-すべてはご購入いただいたお客様やご入居されるお客様のために頑張っているんですね!最後に今後の意気込みや目標をお願いします!

O:より多くのお客様が安心して暮らすことができ、時代の先駆けとなるマンションを目指して頑張ります。

M:女性目線を生かし、お客様の中でも主婦層に喜ばれるマンションを作っていきたいと思います。設計部は断然男性社員が多いですから、その中で数少ない女性社員として自分を生かしていけることはどんどんやっていきたいと思います。

E:お客様にとって非常に大きな買い物になるので、1戸1戸責任を持って品質の高いマンションを造りあげていきたいです。